オーガニック百科事典

オーガニック野菜

近代農業の問題点

まず近代農業とは何かと言うと、環境には目を向けず生産効率をとにかく重視しています。しかし、あまりにも多くの化学肥料であったり化学合成の農薬を使用しています。そして、田畑の大規模化、専作化や機械化がなされていった農業、これが近代農業です。


これの問題として挙げられるのは、化学的な肥料を大量に使用することによって、その土壌から微生物やミミズなどを追い出してしまい、土壌の本来の生命力がなくなってしまうということです。


また化学合成農薬が引き起こす、農薬中毒といったような健康被害であったり、また農作物への農薬の残留や、自然環境を汚染してしまうなどの問題点もあります。また、最近テレビなどでも話題になっていますが、遺伝子組み換え食品も農業の近代化が引き起こした問題と言ってもいいでしょう。


それに対してオーガニック農業の基本は、生きた土壌作りという物です。そして、その生命の源は何かと言うと、土壌に生息している小動物や微生物なのです。また微生物や小動物は、土をただの単粒構造(砂粒)ではなく、団粒構造(塊状)にしてくれることで、水はけであったり、また水もちもよくしてくれ、土壌の栄養供給力も高くなり、通気性もあって、ふかふかで快適な土壌にしてくれます。


これに対して化学肥料が大量に使われると、微生物や小動物が死んでしまい土壌も同じ様に死んでしまうのです。それによって、作物があまりよく育たなくなってしまい、作物も土壌も軟弱になり、あげくの果てにはまた農薬を使用しなくてはならなくなる、という悪循環を繰り返します。

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